辺境一人旅・【豊富温泉川島旅館】サロベツ湿原とオロロンライン

ことりです。構成作家・脚本・イベント制作を生業としております。
国内の離島・辺境を一人旅するのが趣味の一つでして、写真と共にオススメの場所を紹介していこうという企画です。北海道「天売島焼尻島から道北」後編になります。前編・中編を経て天売島・焼尻島からから羽幌へと戻って来ました。羽幌からは北に向かうバスに乗って、豊富温泉へ向かいました。
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豊富温泉

「豊富温泉」は北海道北部の天塩郡豊富町にある温泉で、「油風呂」とも呼ばれることもある石油臭さがあり(石油を試掘している時に湧き出てきた)、衣服が着色するほどお湯が濃いのが特徴。火傷やアトピー性皮膚炎になどに効能があると言われており、全国から湯治客も訪れる名湯です。

豊富温泉への旅

到着日

焼尻島からの高速船を降り(前編中編参照)、フェリーターミナルから羽幌港連絡バスに乗って10分程で羽幌の街の中心地にある「本社ターミナルバス」停に到着。30分程待って留萌からやってきた路線バスに乗ること2時間20分程で、17時半頃「豊富温泉」に到着しました。

留萌-豊富を結ぶバスの時刻表はこちら

宿泊したのは

一人泊が可能で、料理にも定評がある宿として有名な「 川島旅館」に宿泊しました。まずは、なんと言ってもお湯が素晴らしいです。
出典:川島旅館
私が泊まった当時は、いわゆる老舗の旅館という外観でしたが、全面リニューアルして↓↓↓のようなオシャレな旅館に生まれ変わりました。
出典:川島旅館
自家製のバターとプリンが有名で、通販・お取り寄せも行っており、最近はテレビ番組で取り上げられることも多いようです。リニューアル後の新しい「川島旅館」にも、改めて行ってみたいものです。

翌日

宿をチェックアウトして、バスで豊富駅へ。駅でレンタサイクルを借りて「サロベツ湿原」へ向かいます。

サロベツ湿原

北海道北部の日本海側(豊富町・幌延町)に広がるサロベツ湿原は、 JR 山手線内側がすっぽり入る大きさ(東京ドーム1400個)で、日本3大湿原の1つに数えられています。

出典:豊富町観光協会

湿原の入口にある「サロベツ湿原センター」は、外周1.0キロメートル、内周0.8キロメートルの木道が敷かれていて、湿原に出る事ができます。私が行った時はまだ少し花の季節には早く、ポツリポツリと咲いてる程度でしたが、時期によっては↓↓↓のように木道沿いにキレイな花が咲きます。
「サロベツ湿原センター」から西に向かってペダルを漕ぎ、海岸に到着。誰もいない何も無い海岸。遠くにうっすら利尻山(利尻富士)が見えます。

海沿いを走る「オロロンライン」と呼ばれる道路は、たまにしか車が通らず建物も何も無い果てしない一本道。

オロロンライン

観光地もいいけれど、こういう光景こそ北海道の醍醐味だと勝手に思ってます。誰もいない北の大地で一人佇み自分だけの空間、自分だけの時間を過ごすのも旅の贅沢の一つです。

豊富駅へ戻る。

来た道を自転車で戻り、駅でレンタサイクルでを返却。天売島、焼尻島、そして道北と巡り北海道のスケールの大きさ、食べ物の美味しさ、そして絶景の数々を味わった旅は終わりを迎えました。

豊富温泉へのアクセス

稚内空港を利用 ※1日1〜2往復(季節によって変動)

羽田空港/新千歳空港<ANA>稚内空港<連絡バス(約30分)>稚内駅

フライトスケジュールはこちら

連絡バスの時刻表はこちら

稚内駅<JR宗谷本線(約40分)>豊富駅<バス(約10分)>豊富温泉

稚内から豊富まではJRの本数が少ないので注意が必要です。

札幌/旭川からJRを利用

札幌/旭川<JR>豊富駅<バス>豊富温泉

札幌駅から豊富駅までの直通の列車は1日1往復のみで所要時間は約4時間30分。

JR北海道の時刻表はこちら

豊富駅-豊富温泉のバス時刻表はこちら

札幌から高速バスを利用

札幌<高速バス「特急はぼろ号」>豊富温泉

札幌駅前ターミナルから豊富温泉まで乗り換え無しで行ける高速バスは、1日4往復で所要時間は約5時間20分はぼろ号の時刻表はこちら

以前訪れた利尻島(→【利尻島(北海道)の旅】最果ての島で見た美しいサンセット参照)、礼文島(→【礼文島(北海道)前編】高山植物咲く花の浮島をトレッキング参照)含め道北は見所がたくさんでまた訪れたい場所の一つです。次回は鹿児島県の離島「甑島列島」への旅について書きます。

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