【大井川鐵道(静岡)】アプト式列車とSL。青春18きっぷの旅②

ことりです。2019年7月1日よりフリーランスとして活動中。
青春18きっぷ(JR全線普通列車・快速列車の自由席が12,050円で1日乗り放題を5回利用可能となる、販売および使用期間限定の切符)を使っての旅について書くシリーズの第二弾です。
今回は同じく18きっぷを使って、アプト式列車&SLを目当てに静岡県の大井川沿線を走る「大井川鐵道」に乗車して来ました。
大井川鐵道・・・静岡県の大井川流域をSLやアプト式電車が走る風光明媚な日本有数の山岳鉄道。金谷駅と千頭駅の間39.5キロを結ぶ「大井川本線」千頭駅と井川駅の間25.5キロを結ぶ「井川線」の2路線がある。

鈍行を乗り継いで金谷駅へ

元日からの新春一発目仕事が片付いた1月4日。三が日明けとは言え土曜日、世間はまだまだ休み。早朝4時台の山手線はさすがに乗客少な目です。品川駅で東海道本線に乗り換えると、私と同様キャリーバッグを持った旅行客もちらほらいますが席には余裕があります。小田原、熱海と二度乗り換えて8時40分頃大井川鐵道の始発駅、金谷駅に到着。

大井川鐵道に乗車

金谷駅で「周遊きっぷ」という料金がお得になる(終点井川駅まで往復すると、往復の料金より「周遊きっぷ」の方が安くなります)フリーきっぷを購入。
「大井川周遊きっぷ」大井川本線(金谷-千頭)・井川線(千頭-井川)とバスが期間内乗り降り自由で、有効期間2日の切符が大人/4,900円、小人/2,450円、有効期間3日の切符が大人/5,900円、小人/2,950円)
売店で緑茶ハイを買ってホームに向かうと、昔の東急電鉄のお下がりの車両が待っていました。

大井川本線

金谷駅から千頭駅まで39.5キロを距離を1時間15分程掛けて大井川沿いを北上します。

井川線

千頭駅で「井川線」の赤いトロッコ列車に乗り換えます。井川線は元々ダム建設のために作られた路線だったのでトンネルなど車両限界がかなり小さく、最大幅は1850mm以下、最大高さは2700mmでかなりコンパクトな車両です。

千頭駅と井川駅の間25.5キロ1時間50分程掛けてゆっくり進みます。90パーミル(1000m進むと90m上る)という日本一の急勾配や、日本一の高さの鉄道橋(関の沢橋梁)、せっそ湖に浮かんだように見える湖上駅など、見どころがたくさんです。

井川線の“アプトいちしろ駅”“長島ダム駅”間は、日本の鉄道路線で最も急な区間となっており、この坂を登るため、列車にアプトいちしろ駅でアプト式(ラック式鉄道方式の一つ。下記参照)機関車を連結します。
ラック式鉄道方式・・・2本のレールの中央に歯型のレール(歯軌条、ラックレール)を敷設し、車両の床下に設置された歯車とかみ合わせることで急勾配を登り下りするための推進力と制動力の補助とする鉄道のこと。 出典:Wikipedia
井川線沿線は周囲に民家がほとんど無く、全線の1/3がトンネルと橋で占められます。時折現れる車窓からの景色は美しく見ていて飽きません。

井川駅で折り返し

お昼12時過ぎに井川駅に到着。駅を出てすぐのお店で「味噌焼き団子」を購入して腹ごしらえ。濃いめの味がビールのつまみにぴったりです。

井川線を戻り再び千頭駅へ

井川駅から千頭駅への戻りは寝不足もあって、ほぼ寝てました。14時半前に千頭駅へ到着。急行料金(SLの料金)820円を支払い予約していたSLのチケットを受け取って、ホームに向かいます。以前別の場所で(例えば群馬県の水上駅など)SLが停車してるのを見かけたことはありますが、乗車するのは初めてです。

SLに乗って千頭駅から金谷駅へ

大井川鐵道のSLは昭和初期に製造されたもので、扇風機や灰皿、木製のデッキに蒸気による足元の暖房などの設備はまさに“昭和レトロ”といった雰囲気で、タイムスリップをしたかのような不思議な感覚に陥ります。ほぼ客席は埋まり、いよいよSLが出発。独特の汽笛の音、蒸気、振動・・・。それらと共にゆっくりとそして力強くSLは大井川沿いを進みます。車窓から一眼レフを構えたカメラマンがSLを待ち構えるのが見え、地元の方々や観光中のファミリーがSLに向かって手を振ってくれるのもよく見えます。1時間15分程でSLの旅は終了しました。新金谷駅からは行きと同じ東急の車両に乗って金谷駅に到着。

16時半過ぎ発の東海道本線鈍行に乗車。その後は浜松、豊橋、米原で乗り換えて実家に23時前に着きました。次回「青春18きっぷ」で岡山県津山を訪れた旅の記録を書きます。

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