秩父【三峯神社(埼玉)】紅葉映える関東屈指のパワースポット

ことりです。構成作家・脚本・イベント制作を生業としております。
国内の離島・辺境を一人旅するのが趣味の一つでして、日本国内のオススメの場所を紹介していこうという企画をやってきましたが
今回は番外編として、秩父への日帰り旅で関東屈指のパワースポット三峯(みつみね)神社」を紅葉映える時期に訪れた時のことを書きたいと思います。
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三峯神社

三峯神社は埼玉県秩父市の西部(旧大滝村)、標高1102mの三峰山上にある神社で主祭神は「伊弉諾尊(イザナギノミコト)」と「伊弉冉尊( イザマミノミコト)」“関東屈指のパワースポット”としてメディアで紹介されることも多い、る関東では有名な寺社仏閣の一つ。紅葉の時期は特に参拝者で賑わいます。今回はちょうど紅葉の時期に行くことが出来たので、写真と共に紹介したいと思います。

三峯神社への日帰り旅

西武池袋線で秩父へ

11月のある晴れた平日の朝。山手線は通勤通学客で満員。リュックを背負ってトレッキングシューズを履いた少々場違いな格好の私は、池袋駅で西武鉄道に乗り換え、売店で朝っぱらからお酒を買って午前7時30分出発の特急に乗車。前日の睡眠不足とお酒の力で爆睡し、気づくともう秩父の近くまで来ていました。

秩父駅からのバスは満員で・・・

西武秩父駅のバス乗り場に向かうと、既に長蛇の列。座れないのは覚悟しましたが、乗れないと困るなと少々焦りながらバスを待つこと7,8分。やって来た9時10分発のバスに何とか乗り込みましたが座席は埋まっており、立ちっぱなしのまま1時間15分掛けて、10時半に三峯神社に到着しました。

「いもでんがく」でパワーチャージしてから境内へ

いもでんがく

茶屋に売っていた「いもでんがく」でパワーチャージ。じゃがいもではなく奥秩父特産の「中津川いも」という芋の田楽は、じゃがいものホクホク感はあまり無く、歯ごたえがある少し不思議な食感。味噌と醤油の味付けがじゃがいもとの相性抜群で、非常に美味でした。

境内に入る前から紅葉が美しく、テンションが上がります。境内の入り口の鳥居は、三ツ鳥居という鳥居を3つくっつけた珍しい形をしており↓↓↓

三峯神社の神の使いはオオカミのため、鳥居の前には狛犬ではなくオオカミが鎮座しています。

境内へ入ると・・・

境内に入ると、神聖な空気に気持ちが引き締まるような感覚になります。三ツ鳥居をくぐって200mくらい進むと左にあるのが、1691年に建立された隋身門(ずいしんもん)です。

隋身門

門をくぐる前に、神社内から下界が一望できる「遥拝殿(ようはいでん)」より↓↓↓絶景を眺めて、

続いて、三峯神社を創始したとされる、日本武尊の巨大な銅像(本体5.2mで、地上から約15mの高い場所から見下ろしています。)を見て↓↓↓

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)像

拝殿へ

「隋身門(ずいしんもん)」へ戻り、くぐってしばらく歩くと「拝殿(はいでん)」が見えてきます。手水舎なども非常に美しく見事な造形です。
階段を登るといよいよ拝殿です。

参拝を済ませたところ、拝殿手前の敷石に“平成24年の龍(辰)年「龍の姿が浮かび上がってきた」”と紹介されていました。乾いている時は見えづらいのですが、水を掛けるとくっきりと浮かんできます。

何だかご利益がありそうということで、写真を撮っておきました。

奥宮へ向かいます。

拝殿での参拝を済ませお守りを購入。多くの人はこれで参拝終了となるのですが、時刻はまだ11時15分。時間にも余裕があったので私は「奥宮」へと向かいました。
奥宮とは、神社のある社殿(多くの場合は本殿)に対する他の社殿の関係を現す名称のひとつ。奥社、上宮、あるいは元宮というところも。山裾と山頂の二社に同一の祭神を祀る場合、山裾の神社に対して山頂の神社を奥宮・奥社・上宮と言います。
実は「遥拝殿」は、妙法ヶ岳の頂上に鎮座する「奥宮」の見晴台になっており、そこから奥宮を拝むことで参拝したことになるそうです。せっかく来たので標高1329mの妙法ヶ岳の頂上に鎮座する、奥宮を目指します。

山道を歩くこと約1時間

一旦境内の入口の三ツ鳥居まで戻り、お土産屋さんや食事処を左に見ながら、その先にある林道を進んで行きます。目指す「奥宮」は山道を歩くこと約1時間、ほぼ登山になることはわかっていましたので、トレッキングシューズとリュックという格好で準備は万端です。
木漏れ日の中を歩いて行くにつれ、次第に本格的な山道になってきます。途中息切れする程のきつい坂があり、何度か休憩を挟みながら進みます。休憩してる人を追い抜いたり、また下山してくる人とすれ違いざまに「こんにちは」と挨拶したりしながら、何とか気力を振り絞りします。途中ある四つの鳥居をくぐり、歩き続けること約1時間。

奥宮

最後は岩場の急斜面を鎖に摑まりながら登って、ようやく山頂に到着。奥宮が鎮座する山頂は、神聖な空気に包まれていました。7,8人の先客がおり、なんだか同じ試練をくぐり抜けて来た同志のような感覚になります。そしていよいよ奥宮の神様にお参りをして

山頂からの景色をしっかり堪能し少し休憩すると、山道で消耗したはずの気力と体力が回復して来ました。12時半になり、来たのと同じ険しい道を下って行きます。屋宮でパワーを頂いたおかげなのか疲労をあまり感じずに、足取り軽く下りは40分程で戻ってくることが出来ました。

三峯神社へのアクセス

車で行く場合

三峯神社map

関越自動車道・花園ICより国道140号線、秩父やまなみ街道経由で約1時間40分

冬場はスタッドレスタイヤ必須です。有料駐車場有り。

鉄道で行く場合

西武池袋駅<特急ちちぶ号(約1時間30分)>西武秩父駅<バス(約1時間15分)>三峯神社

熊谷駅<秩父鉄道(約1時間40分)>三峰口駅<バス(約50分)>三峯神社

後編では秩父名物を食べて温泉に寄って、更に「秩父今宮神社」と「秩父神社」を参拝。秩父を満喫した思い出を書きます。

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