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【元芸人/現構成作家のオススメ】芸人の裏側が垣間見える動画3選

ことりです。構成作家・脚本・イベント制作を生業としております。
私、ことりはかつて吉本興業で4年少々芸人やっておりました。今もお笑いが好きというのは変わらず、いわゆる賞レースの決勝は毎回自分なりに採点して順位をつけております。
今回ネタではなく「芸人の裏側」、生き様や人となりが垣間見える個人的に好きな動画を3つ紹介したいと思います。
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1.街録ch 5GAP 久保田賢治さん

フリーランスのディレクター三谷三四郎さんが街行く人々に声をかけ街頭インタビュー”街録”するチャンネル「街録ch」。壮絶な人生、波乱万丈の人生を過ごしてきた様々な人の話が聞けるチャンネルです。その中の芸人・タレントに話を聞くシリーズのうちの一つで、吉本興業に所属する5GAPの久保田さんに話を聞いた動画の見所を4つのトピックに分けて紹介したいと思います。

5GAP-吉本興業に所属するお笑いコンビ。東京NSC(吉本の養成所)5期生。キングオブコント準決勝進出5回。「街録ch」には同期の平成ノブシコブシ吉村さんの紹介で出演することに。

①芸人になったルーツと若手の頃の話

  • 思い出の場所を訪れながら、芸人を目指すことになった経緯やコンビをなどを話す
  • コンビを組んだキッカケ
  • デビューしですぐ深夜番組「新しい波8」(2000年に放送された、次世代芸人発掘を目的に、無名の芸人が30分間ネタを上演できる番組。「はねるのとトびら」の前身番組)に出演するも・・・

②芸人青春時代

  • ノブコブ吉村さん含む3人で6〜7年同居生活。
  • 同居人たちがテレビ収録終わりに帰宅しその日の収録の話をする中、久保田さんは1人バイトに出かけ悔しい思いをしたり。
  • ショートネタ中心のバラエティ番組「爆笑レッドカーペット」にようやく出演するもバイト生活からは抜け出せず。
  • 同居人のノブコブ吉村さんは「ピカルの定理」のレギュラーが決まり、部屋を出ていくことに。

③キングオブコント決勝の壁

  • キングオブコント準決勝に5回進出するも、決勝の壁に阻まれ続ける。
  • 動画内(23分頃〜)で5GAPのコントを見ることができます。
  • 賞レースの予選を見にくるディープなお笑いファンが好む笑いと自分たちのやりたい(得意な)こととのギャップ。

④大病を患った話

  • 21歳の頃「痛風」にかかる。
  • 数年後再び痛風が出て、病院に行くと「慢性腎不全」と診断され10年間通院。
  • 通院するも数値が下がり続け、「このままだと余命3年」と通告され腎臓移植に踏み切る。当時70歳の父親から腎臓を提供してもらう。

他にも動画後半の奥さん(当時の彼女)との結婚に至る話や、将来の夢、吉村さんがお見舞いに来た時のエピソードなど見所満載です。

2.辞めた芸人に話を聴こう 野々村友紀子さん

サンミュージック所属のお笑いコンビ「飛石連休」の藤井ペイジさんのチャンネル「藤井ペイジちゃんねる」。いくつかある企画のうちの一つ、芸人を辞めた人に芸人当時の話や今の心境などの話を聴くシリーズから、情報番組のコメンテーターとしても活躍されている「野々村友紀子」さんの動画を簡潔に紹介したいと思います。

野々村友紀子-放送作家。情報番組のコメンテーターとしても活躍中。NSC11期生。同期に(敬称略)陣内智則、ケンドーコバヤシ、たむらけんじ、中川家、ハリウッドザコシショウなど。「高僧・野々村」というコンビ名で活動していたが1999年解散。夫は2丁拳銃・川谷修士さん。夫の相方である小堀裕之さんへの公開ダメ出し・説教芸でも話題に。

芸人になったキッカケ、芸人当時の思い出等

  • 幼馴染と2人で漫才師になった意外な理由。
  • 当時の心斎橋筋2丁目劇場の様子。観客の99%が女性という超アウェイな状況。
  • 女性ファンから受けた嫌がらせ。

パート2は「コンビ解散の真相」、パート3は「芸人を辞めてOLを経験するものの・・・」、パート4「現役時代の後悔」、パート5「夫の相方でもある2丁拳銃小堀さんへのダメ出し芸誕生秘話」など続きの動画も必見です。

3.M-1アナザーアナザーストーリー②マヂカルラブリー

M-1グランプリが終わった後に、優勝コンビを中心に決勝進出した各組への密着ドキュメント「M-1アナザーストーリー」というテレビ番組が毎年放送されています。芸人たちの素顔、決勝戦当日の本番の舞台裏や、出番になりスタンバイする姿などが見られるとても熱量の高い番組なのですが、残念ながら放送は終了し現在は視聴できません。その番組に入りきらなかった部分がM-1グランプリ公式チャンネルにアップされているので「マヂカルラブリー」編をざっくり紹介したいと思います。

決勝戦舞台裏で起きていたこと

  • 当日まで決めていなかったネタのチョイス。どちらのネタを1本目にするかで揺れ動く。
  • 勝てる確率が一番高くなるために練られた戦略。
  • 出番直前スタンバイ中に決断した、せりあがり時の土下座。

①インディアンス「前年の雪辱を果そうとするも、準決勝敗退。からの敗者復活」、③④出番直後の決勝進出者各組へのインタビュー「戦いを終えた各コンビの感想と来年への意気込み、勝者への称賛」など他の動画も必見です。

ネタ動画やネタ番組も面白いですが、芸人の葛藤や垣間見える本音や本気で挑む姿などが見られる動画も“面白い”と思います。興味を持たれた方は良かったらご視聴してみてください。

 

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