【西伊豆から南伊豆】青春18きっぷと東海バス全線フリーきっぷの旅

ことりです。構成作家・脚本・イベント制作を生業としております。
国内の各地を一人旅するのが趣味の一つです。青春18きっぷ(JR全線普通列車・快速列車の自由席が12,050円で1日乗り放題を5回利用可能となる、販売および使用期間限定の切符)を使っての旅について書くシリーズの第6弾です。
今回は18きっぷと伊豆半島のバスが乗り放題になる「東海バス全線フリーきっぷ」を使って、ある年の春に西伊豆から南伊豆を巡った日帰り旅について書きます。
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修善寺駅

三島駅_修善寺駅

眠い目をこすりながら朝5時過ぎの東海道線に乗車。18きっぷを利用した旅のスタートです。まずは修善寺駅を目指します。小田原・熱海で乗り換えて三島駅から伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り換え。8時前に修善寺駅に到着しました。駅前の案内所で「東海バス全線フリーきっぷ」を購入。このきっぷを使ってまずは伊豆半島の西海岸を南下します。

東海バス全線フリーきっぷ:伊豆半島の路線バス、東海バスが全線(定期観光バス、高速バス、コミュニティバスを除く)が有効期間内乗り放題。2日券が3900円、3日券が4600円(小人は半額)。

修善寺駅から西伊豆をバスで南下

伊豆半島の中央部、修善寺8時20分発のバスは山道を進み船原峠を超えて西海岸の土肥へ抜けます。土肥からは海沿いを南下し、松崎町にある松崎ターミナルに到着したのは午前10時頃でした。

松崎〜吉祥〜石廊崎オーシャンパーク

松崎_石廊崎オーシャンパーク

松崎で5〜6分待つと西海岸沿いを南下して下田に向かうこの日一便しかないバス(内陸をショートカットして下田に向かうバスは別にあります)がやってきます。海岸沿いの道を揺られること1時間弱、吉祥というバス停で下車。このバス停始発で石廊崎方面に向かうこれまたこの日一便しかないバスに乗車。石廊崎オーシャンパークに到着したのは、11時半前でした。

石廊崎オーシャンパークからの眺め

石廊崎オーシャンパーク付近を少し散策したいところでしたが、バスの時間も迫っていたので、写真を少し撮ったらバスに乗車します。

石廊崎オーシャンパーク〜日野(ひんの)〜下賀茂

石廊崎_下賀茂

下田駅方面に向かうバスに乗り、日野(ひんの)というバス停で下車。乗り換えて下賀茂方面に向かいますが、次のバスまで1時間程あるので周辺を散策。バス停近くの「おか田」という店で昼食タイムです。

金目鯛の煮付け

金目鯛の煮付けは、ふっくらと脂の乗った身に甘めの煮汁が染みて美味です。金目鯛の定食を堪能した後、バスに乗ること7〜8分、下賀茂で下車したのは午後1時半頃でした。

下賀茂

下賀茂は南伊豆町の中心で、青野川沿いの山間に下賀茂温泉というに温泉街が広がっています。ここでも1時間程バスまで時間があるので、徒歩10分程の場所にある共同浴場「銀の湯会館」へ向かい、一風呂浴びることにしました。

出典:銀の湯会館

銀の湯会館のそばを流れる青野川の岸辺には菜の花が咲き、菜の花の黄色と木々の緑と空の青が美しいコントラストを作り上げていました。

バスで天神原へ

下賀茂からコンパクトなバスに乗車。細い山道を北西に進むこと30分程で終点の天神原というバス停に到着。特に目的もなく来た終点のバス停。到着するや否や、すぐに下賀茂に戻るバスの出発時間なのでバスに乗り込みます。

天神原〜下賀茂〜下田

天神原_下田駅

下賀茂で待ち時間なしで乗り換えて下田駅行きのバスに乗車。下田駅に到着したのは午後4時過ぎでした。

下田から松崎経由で修善寺へ

30分程待って、内陸をショートカットして松崎へ向かうバスに乗車。松崎に到着したのは午後5時半頃。ちょうど夕日が沈み行くタイミングでした。
松崎バスターミナルから見た夕日

次に乗るバスがやってくる10分位の間に、急ぎ足で海岸の方に向かいます写真を撮りました。そして朝一に乗ったバスの逆方向、修善寺駅行きのバスに乗車。修善寺に着いた時にはすっかり日も暮れ、夜7時半近くになっていました。

修善寺駅前で夕食

駅前を少し散策し、なんとなく良さげだと思った店に入って夕食タイムです。
やはり地のものを頂こうと、伊豆のワサビを使った「板わさ」と、近くで採れた「椎茸の天ぷら」を注文。地酒をちびちびと小一時間飲んで、修善寺駅から帰路につきます。
修善寺駅から伊豆箱根鉄道駿豆線に乗って三島駅へ。三島から、青春18きっぷを使って都内へ戻ります。熱海で乗り換えて夜11時過ぎに都内に戻って来ました。次回は兵庫県姫路〜小豆島〜岡山の日帰り旅についての記事です。
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