鈍行を乗り継いで金谷駅へ
大井川鐵道に乗車
大井川本線
金谷駅から千頭駅まで39.5キロの距離を、1時間15分程掛けて大井川沿いに北上します。
井川線
千頭駅で「井川線」の赤いトロッコ列車に乗り換え。井川線は元々ダム建設のために作られた路線だったため、トンネルなど車両限界がかなり小さく、最大幅は1850mm以下、最大高さは2700mmでかなりコンパクトな車両です。
千頭駅と井川駅の間25.5キロを1時間50分程掛けてゆっくり進みます。90パーミル(1000m進むと90m上る)という日本一の急勾配や、日本一の高さの鉄道橋(関の沢橋梁)、せっそ湖に浮かんだように見える湖上駅など、見どころがたくさんです。
ラック式鉄道方式・・・2本のレールの中央に歯型のレール(歯軌条、ラックレール)を敷設し、車両の床下に設置された歯車とかみ合わせることで急勾配を登り下りするための推進力と制動力の補助とする鉄道のこと。 出典:Wikipedia
井川駅で折り返し
井川線を戻り再び千頭駅へ
井川駅から千頭駅への戻りは寝不足もあって、ほぼ寝てました。14時半前に千頭駅へ到着。急行料金(SLの料金)820円を支払い、予約していたSLのチケットを受け取って、ホームに向かいます。以前群馬県の水上駅などで、SLが停車してるのを見かけたことはありますが、乗車するのは初めてです。
SLに乗って千頭駅から金谷駅へ
大井川鐵道のSL-昭和初期に製造されたもので、扇風機や灰皿、木製のデッキに蒸気による足元の暖房などの設備はまさに“昭和レトロ”といった雰囲気。
ほぼ客席は埋まり、いよいよSLが出発。独特の汽笛の音、蒸気、振動・・・。それらと共にゆっくりとそして力強くSLは大井川沿いを進みます。車窓から一眼レフを構えたカメラマンがSLを待ち構えるのが見え、地元の方々や観光中のファミリーがSLに向かって手を振ってくれるのもよく見えます。1時間15分程でSLの旅は終了しました。新金谷駅からは行きと同じ東急の車両に乗って金谷駅に到着。
16時半過ぎ発の東海道本線鈍行に乗車。その後は浜松、豊橋、米原で乗り換えて実家に23時前に着きました。次回「青春18きっぷ」で岡山県津山を訪れた旅の記録を書きます。