片道24時間【小笠原・父島】ダイビングにカヤックに5泊6日の旅

ことりです。構成作家・脚本・イベント制作を生業としております。
国内の各地を一人旅するのが趣味の一つです。最近はなかなか旅に出ておりませんが過去の旅について書こうと思います。
今回は2019年6月、小笠原諸島への5泊6日の旅の記録です。
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小笠原諸島

小笠原群島は東京都心から南へ約1000キロの太平洋上にある島々で、東京都小笠原村に属しています。過去に一度も他の陸地と繋がっていないため、島の生物は独自の進化を遂げ「東洋のガラパゴス」とも呼ばれており、世界自然遺産として登録されている。

往復のフェリーと宿を予約

小笠原への交通手段は東京から24時間掛かるフェリー「おがさわら丸」のみ。フェリーの出港は基本週に1便(繁忙期は週に2便)。船の往復で2泊、現地で3泊の5泊6日が基本となります。ネットで調べると往復の船の交通費と現地の宿代がパックになったセットがいろいろあります。

私の場合は、出発の約1ヶ月前の5月末に予約しましたが、それでも一人で泊まれる(相部屋は除く)パックプランはほぼ売り切れていました。ようやく見つけたのが往復は一番安い雑魚寝の2等和室、宿は朝食付きのホテルに3泊で105800円というプランでした。

東京-小笠原のフェリーの時刻表はこちら

アクティビティを予約

小笠原にはダイビングやシーカヤックに釣りにトレッキングにスターウォッチングと各種アクティビティが揃っています。1週間前くらいから天気予報を眺めつつどの日に何をするかを決めて予約を始めました。

小笠原の各種アクティビティはこちら

2019年6月20日竹芝ターミナルから出港

いよいよ小笠原に向けて出発です。山手線の浜松町駅から10分程歩き、出港の1時間半前くらいに竹芝ターミナルに到着。
乗船券手続きを終えていざ船の中へ。私が寝泊まりする2等和室は、乗船したデッキから3フロア分階段を下りた一番船底に近い2デッキという雑魚寝スペースです。

お客さんはそんなに多くなく自分のスペースは確保できました。文庫本や雑誌。コンビニで買ったお菓子などを取り出し、時間を潰す準備をしていると午前10時になりいよいよ出港。穏やかな東京湾を船は進みます。

太平洋に沈む夕日

船底の方で電波が届かないため携帯は圏外。本を読んだり、ちびちびお酒を飲みながらのんびり過ごします。夕方頃になって7デッキの展望スペースに向かいました。ここは携帯もwifiも繋がるので軽食を食べながらパソコンで作業。メールをチェックしたりしてると、段々と西の空がオレンジに色づいてきたので甲板に出てみます。
やがて太陽はゆっくりと海へと沈んでいきました。
その後布団を引いて寝転んで読書をしたり、4デッキのレストランで食事をしたりしてから就寝。夜中に目が覚めて甲板で潮風にあたったりしてるとやっと朝になりました。正直「いつになったら着くの」って思うくらい24時間の船旅は退屈です。朝食を食べ終わった頃ようやく小笠原の島々が見えてきました。布団を片付けて下船の準備を始めます。

父島到着

午前10時40分、父島の二見港に船は到着。各宿泊施設から送迎の人などでごった返しています。私はまず翌日予約しているダイビングセンターの手続きをしてから宿の送迎車に乗り込みました。お世話になった宿は「ホテルブーゲン」。
島で一番栄えている「大村」という地区にあり二見港から徒歩でも10分ほどの距離。ホテルと言いつつ2階建てのアパートのような外観。2012年オープンということで部屋はキレイで快適でした。隣の建物がレストランで朝食はこちらで頂きます。

父島での3泊4日

6月21日(父島1日目)島内観光と散策

ホテルに荷物を置いて、大村の街を散策します。ホテルや商店に、飲食店などが揃っていてさすが島の中心地という賑わいです。

小笠原にはファストフードやコンビニなどのチェーン店はなく、お店は個人経営の商店や飲食店のみです。

まずは島の名物を頂こうとお店に入り(店の名前失念しました)、ウミガメの刺身など小笠原ならではのものを食べました。

ウミガメの刺身

午後は島内観光バスに乗車。ガイドさんによる島の歴史や観光スポットの説明を聞きながら島を一周しました。

観光バスについてはこちら

景色のいい場所を巡ったり

島の歴史をざっくり学んだり、生き物を観察したり(ムラサキオオヤドカリは天然記念物、グリーンアノールは外来種のトカゲ)

2時間半ほどで島を一周して戻ってきたのは夕方4時頃。レンタサイクルを借りて飲食店やお店が載ったマップを見ながら、更に大村を隈なくチェックして周りました。夜はサクッと手頃な外食で済ませました。

6月22日(父島2日目)ダイビング

この日はスキューバーダイビングにチャレンジ。朝食を済ませ午前8時15分に迎えに来てくれた車に乗って、ダイビングセンターへ向かいます。各ホテルから集まった参加者は十数名ほど。ウェットスーツに着替えて説明を受けた後クルーズ船で沖へ。30分ほどでダイビングスポットに到着。ちなみに私は中学生の頃以来30年ぶりくらいのダイビング。私以外はほぼ経験がある方々っぽかったです。
以下個人的メモを簡潔に記します。
  • 30年ぶりでしたが講習を受けてやり方は思い出せたので、スムーズに潜れました。7mほどの深さまで到達。
  • 潜って魚を追っかけて、あっという間に時間が過ぎます。体験ダイビングではなく本格的に潜りたい気分になりました。
  • どうせ小笠原でダイビングするならダイビングのライセンス持ってた方が良いです。ライセンスがある人たちは、沈没船周辺をダイビングできます
  • 体力はめっちゃ使います。潜り終わったらぐったりでした。
ダイビングセンターを出発して、2時間半から3時間ほどのコースを満喫しました。この日は船旅の疲れとダイビングの疲れもあって昼過ぎにはホテルに戻り、ゆっくり休みました。

6月23日(父島3日目)ドルフィンスイムと星空鑑賞

最初にスキューバーダイビングをすることは決めて、それ以外に山にトレッキングに行くのかそれとももう一日海に行くのか迷いましたが、最終的に海に行くことにしました。チョイスしたのは、イルカと一緒にシュノーケリングする「ドルフィンスイム」と父島の南にある無人島「南島」を訪れるコース。

前日と同じように朝食を済ませ午前8時30分に迎えに来てくれた車に乗り込みます。ウェットスーツに着替えシュノーケルを装着して、各ホテルから集まった参加者と一緒に船に乗り込みます。まず向かったのは南島です。

南島は腕章を付けた東京都自然ガイドが同行しないと上陸できない無人島。1日最大利用者数は100人と制限されています。

港や桟橋はないので舳先から島に降り立つ形で上陸。砂浜を散策したり、尾根の上を目指してトレッキングしたり1時間ほど滞在し手付かずの自然を堪能しました。一番お気に入りの場所の写真を以下にアップ。
以下個人的メモを簡潔に記します。
  • 南島は天候が良い日に訪れることを強く推奨します。空と海のいろんな種類の青さを体感できると思います。
  • 船でイルカがいるスポットを探し、いざイルカを発見するとみんなで海に飛び込んでシュノーケリング開始。すぐ近くをイルカが泳いでいます。
  • なかでもピッタリ寄り添うように泳いだ30秒ほどの時間は何物にも変え難い経験でした。
  • 前日がスキューバーダイビングだったので、2日連続の海でも楽しめるかな?と思ってましたが、杞憂に終わりました。小笠原の海を満喫できました。
夕方大村へ戻ってきました。この日は早めに夕食を食べてからはナイトツアーに参加。写真をあまり撮れずでしたが車で島内を移動しながら、固有種の「オガサワラオオコウモリ」、暗闇で光るキノコ「グリーンぺぺ(ヤコウタケ)」を鑑賞
最後に満天の星空を見て2時間ほどのナイトツアーは終了。父島滞在3日目は見どころ盛りだくさんでした。

6月24日(父島最終日)シーカヤック

父島滞在最終日、最後まで小笠原の海を味わい尽くそうとこの日は半日シーカヤックを楽しむことにしました。9時頃迎えに来た車に乗って島の南部の小港海岸へ。近くには東京都最南端のバス停がありました。
ウェットスーツに着替えて小港海岸に注ぐ川に行くと、カヤックが準備されています。しばらくカヤックを漕ぐ練習をしてからいざ海へ。波の穏やかな静かな海をゆっくりと進みます。時折風を感じとても心地良いです。
ガイドさんが写真を撮ってくれましたが写真のサイズが小さい!カヤックで向かうのは、小港海岸から陸路で行くと片道1時間ほど掛かる(近くを通る道路はありません)到達困難な砂浜「ジョンビーチ」。
1時間近く漕ぎ腕がプルプルになった頃、ようやく砂浜へ到着。しばし砂浜でシュノーケリングを楽しんでからカヤックで来た経路を戻りました。カヤックを降りてシャワーを浴び最後のアクティビティー終了です。

お土産を買って再び24時間の船の旅

送迎車で「大村」へと戻ります。昼食を食べて商店でお土産など最後の買い物を済ませ「おがさわら丸」へ乗船。15時になって船は出港します。フェリーが港を出ると多くの何艘もの船が追いかけてきます。湾を出るタイミングで一斉に船からダイブしてお見送りをしてくれる光景は感動的です。
絶対また来たい、その時はもう一つの有人島「母島」へ行こうと心に誓いながら24時間掛けて6月25日の夕方4時前に竹芝へと戻ってきました。これにて5泊6日の旅は終了。
小笠原は今まで訪れた中でもこれ以上ない美しい場所で、一生のうちにまたもうい一度訪れたい場所です。次はうってかわって関東近郊の日帰り旅について書こうと思います。
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