「水の都・せせらぎの街」三島日帰り旅【柿田川湧水公園・三嶋大社】

ことりです。構成作家・脚本・イベント制作を生業としております。
国内の各地を一人旅するのが趣味の一つです。東海道線「三島駅」で下車して、“水の都”“せせらぎの街”と呼ばれる街【三島】を自転車で巡った日帰りの旅について書こうと思います。
ことりのプロフィール/経歴はこちら

三島

三島・・・静岡県東部にある三嶋大社の鳥居前町として古くから栄えた町。市内各地で湧水が見られることから、国土交通省選定の水の郷百選にも選ばれています。

三島駅〜柿田川湧水公園

都内からJRの快速・鈍行を乗り継いで2時間ほどで三島駅へ。駅前で自転車を借りて反時計回りに市街地を移動します。レンタサイクル→HELLO CYCLING

境川・清住緑地

自転車を漕ぐこと10分ほどで「境川・清住緑地」に到着。緑豊かな湧水地です。

境川・清住緑地-三島の市街地に位置する湧水地。境川が刻んだ谷の中に、富士山の溶岩の中を通ってきた地下水が湧き出している。境川はかつて「駿河国」と「伊豆国」を分けた境界だった。

丸池

市町境を超えて清水町に入り「丸池」に到着。「境川・清住緑地」と隣接してるので自転車ですぐです。

丸池-戦国時代からあったとされる農業用水を灌漑するためのため池。春の桜、カワセミの飛来や水面に映る逆さ富士を撮影しようと、多くの写真家も訪れるスポット。

柿田川湧水公園

大型ショッピングセンター「サントムーン」に一旦自転車を返却して、その南側にある「柿田川湧水公園」まで歩きます。

柿田川湧水公園-国指定天然記念物である「柿田川」の様子を展望台や、散策路を通して間近で見ることができる公園。

国道1号線の側にあるとは思えない、透き通るように透明な水と豊かな緑に囲まれた別世界が広がっています。川のせせらぎと鳥のさえずりに癒されながら遊歩道を歩くと

水の透明度が半端ないです。富士山周辺に降った雨や雪が、富士山噴火で流失した溶岩の中を数十年掛けて通り、溶岩の南端で地上に湧き出た地下水が、柿田川の元となっています。

昔、紡績工場製紙会社が使用していたとされる井戸の跡から、こんこんと水が湧く様子が見えます。1時間少々公園を散策。

再び「サントムーン」でレンタサイクルを借りて、のんびり散策しながら三嶋大社を目指します。

亀と鴨と鯉

三嶋大社

神社の近くで自転車を返却し、歩いて三嶋大社へ。

三嶋大社本殿

三嶋大社-創建の時期は不明。古くより三島の地に鎮座し、奈良・平安時代の古書にも記録が残る、東海道を往来する庶民からも篤く信仰された神社。祭神は【大山祇命(おおやまつみのみこと)】、【積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ、】。御二柱の神を総じて三嶋大明神[みしまだいみょうじん]と称している。

境内の「神鹿園(しんろくえん)」ではちょうど鹿に餌やりが行われていました。

三嶋大社からは歩いて三島駅へ戻ります。その途中も美しい水辺の光景があちこちで見られます。

三島駅のホームの「駅そば」でそばを食べて自宅へと戻り、水の都・せせらぎの街【三島】を巡る日帰り旅は終了しました。

次回は、徳島県の秘境「祖谷」の旅についての記事です。
じゃらん特集一覧