スポンサーリンク
ことりです。2019年7月1日よりフリーランスとして活動中。
プロフィール/経歴はこちら
私、ことりは物心ついてからの野球ファンで、関西出身ながら根っからの巨人ファンです。最近はあまり球場に行けてないのですが、家にいて時間に余裕があるときはテレビの野球中継を見ることが多いです。
スポンサーリンク
プロ野球中継の視聴率低下
地上波のプロ野球中継の視聴率低下が言われて久しい。
7月31日、日本テレビ系で放送された巨人対広島戦は5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区) 引用:NEWSポストセブン8/2
かつては視聴率20%が当たり前と言われ、20年前の1999年は年間高世帯視聴率番組30(関東地区)に「プロ野球 中日×巨人1999年9月15日」の29.0%を筆頭に、野球中継がベスト30に7つ(オールスターと日本シリーズ含む)ランクインしていました。
参照:1999年 年間高世帯視聴率番組30(関東地区) ビデオリサーチ
視聴率を見る限り、野球の人気が下がっているように思えますが
2019年プロ野球の1試合あたりの観客数は過去最高を記録
チーム | 1試合平均 | 試合数 | 合計 |
阪神 | 42,935 人 | 72試合 | 3,091,335 人 |
巨人 | 42,643 人 | 71試合 | 3,027,682 人 |
ソフトバンク | 36,891 人 | 72試合 | 2,656,182 人 |
中日 | 31,741 人 | 72試合 | 2,285,333 人 |
DENA | 31,716 人 | 72試合 | 2,283,524 人 |
広島 | 31,319 人 | 71試合 | 2,223,619 人 |
ヤクルト | 27,543 人 | 71試合 | 1,955,578 人 |
日本ハム | 27,368 人 | 72試合 | 1,970,516 人 |
楽天 | 25,659 人 | 71試合 | 1,821,785 人 |
西武 | 25,299 人 | 72試合 | 1,821,519 人 |
オリックス | 24,423 人 | 71試合 | 1,733,998 人 |
ロッテ | 23,463 人 | 71試合 | 1,665,891 人 |
合計 | 30,929 人 | 858試合 | 26,536,962 人 |
セ・リーグ | 34,655 人 | 429試合 | 14,867,071 人 |
パ・リーグ | 27,203 人 | 429試合 | 11,669,891 人 |
参照:NPB |
1試合平均30,929人、歴代最多の数字を3年連続更新しました。視聴率は下がっているのに球場で野球を観戦する人は増えています。
プロ野球は平日含め1日平均3万人以上動員できる驚異のコンテンツ
冷静に考えて同じ日に全国6箇所で1日に3万人集められるコンテンツは驚異的です。音楽でいうと「さいたまスーパーアリーナ」のスタジアムモード規模の催しが全国6箇所同時開催!そして年間143試合行われるうちのおよそ半分が本拠地で行われるので(地方でのホームゲーム等もあるが)、1つのスタジアムがプロ野球だけで年間70回、3万人集めるって考えるとその集客力は凄まじいです。
野球場はエンタメの場所と化している!
各球団、球場が「球場飯」と呼ばれるスタジアムの飲食に力を入れ、様々なグッズが販売され、来場者全員に限定ユニフォームが配られるイベントなどが開催されたり、もはや球場はただ野球を見るだけの場所では無くなっています。
有名なところでは東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地「楽天生命パーク宮城」には観覧車やメリーゴーラウンドがあり、試合時間の長い野球に子供が飽きてしまっても遊ぶことができ、かつ託児所や授乳室も完備しています。
それ以外の各球場もこぞってメジャーリーグのスタジアムのように、球場をただ試合をする「スタジアム」ではなく、「ボールパーク」と捉え、大人から子供まで誰もが楽しめる場所づくりを目指していて、野球観戦=エンタメと言って過言ではありません。
エンターテイメントとして集客力を持つコンテンツを作るには
エンターテイメントの世界に長くいる身としては、ここまで述べてきたプロ野球の現状を踏まえ、もちろんエンタメ自体のクオリティを高い水準で保つのは前提として、以下の3つがこれからの時代必要不可欠になってくると思います。
1.その場でしか見られないライブ感、生でしか味わえない体験
2,ライブを提供する場所とその周辺をいかに多くの人にとって快適で魅力的で飽きさせない場所にするか
3.その時その場所の記念になるもの(グッズ、フードやイベント等)をいかに提供出来るか
ここで書いたことを改めて自分でも肝に命じて、新たなエンターテイメントを作っていければと思っている所存です。