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ことりです。2019年7月1日よりフリーランスとして活動中。
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フリーランスにとって頭を悩ますことの一つに確定申告があります。フリーランス1年目の確定申告となる私は、自治体が行なっている「記帳説明会」という初めて確定申告する人対象の無料の説明会に行き情報収集。税理士に頼むことはせず、青色申告会へ入会するのがトータルではお得だと判断しました。
青色申告会は、小規模事業者で組織される納税者団体で、全国各地の税務署ごとに組織されています。
- 事情や業種ごとの特徴などを踏まえてじっくりと相談ができる
- 会計ソフトの使い方、記帳から決算・申告のサポートをしてくれる。
- 会費は全額必要経費(諸会費として計上)に算入可能で、控除対象にできる。
- 不明な点やわからないことは何度でも無料で相談可能
という特徴があります。
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青色申告会で相談・チェックしてもらう
入会後、まずは会計ソフトの入力内容をチェックしましょうということになり、収入と経費そして仕訳を会計ソフトに入力した状態で、PCを持参して2019年12月中に一度アポを取って青色申告会を訪問しました。
口座の入出金(残高)と会計ソフトの帳簿をすり合わせる
PCを立ち上げ会計ソフトを開き、担当の方にチェックしてもらい、まず以下のような点を追加修正入力してもらいました。
- フリーランスとしての事業開始時の口座残高を入力し帳簿に反映。
- 月ごとの(月末の)口座残高と帳簿を照らし合わせ、ずれていた場合は修正。
私の場合は口座がプライベートの入出金と仕事での収入が一緒になっており、振り込まれた収入や口座から振り込んだ家賃などはきっちり入力していましたが、カード料金の引き落とし、同じく引き落とししている税金保険、生活費として引き出したもの、などを入力して無かったのでそれを仕訳に反映しました。
例えば、生活費として口座から5万円引き出した場合は
借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
---|---|---|---|
事業主貸 | 50,000 | 普通預金 | 50,000 |
と仕訳入力します。カード料金や税金保険の引き落としも同様に「事業主貸」という科目で入力します。
1時間の相談時間内で、その場である程度追加修正入力をし、残りは自宅でそれに倣って自分で入力して、2019年分を全て入力した状態で再度チェックしてもらうことになりました。
1月に再度チェック
2019年分を全て入力して口座残高と帳簿の残高が一致した状態で、2020年の1月、再度チェックを受けました。追加修正した部分は問題無く、あとはほぼ最後の調整となる「家事按分」の比率を決めて入力してもらいました。
家事按分-自宅を作業場にしている場合、家賃や光熱費などに関して生活費と事業費が混在する場合がありますが、そのうちの事業で使った分を経費として計上すること。私の場合は以下の割合にしました。
- 家賃光熱費と水道代(オール電化のためガス代なし)は60%を事業費に
- 通信費(携帯料金とwifiの料金)は100%を事業費に。
これら必要経費をきちんと理解することで、賢く節税することも可能になります。
私は昨年7月からフリーランスになりましたので例えば、家賃を仮に月10万とすると7月から12月分、毎月以下のように経費として入力した後
借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
---|---|---|---|
地代家賃 | 100,000 | 普通預金 | 100,000 |
6ヶ月分の家賃100,000×6=600,000のうち40%の240,000は生活費分だと換算して
借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
---|---|---|---|
家事按分 40%分 | 240,000 | 地代家賃 | 240,000 |
と仕訳入力します。光熱費も同様に入力しました。
2019年内の売上を売掛金として入力
私の場合は、2019年に請求した売上が2020年に入金されるものがあり(請求の翌月や翌々月に入金される)、それも2019年分の売掛金として入力が必要(その方があとあとややこしくないということで)ということでそこだけ最後の宿題として持ち帰りました。
売掛金-いわゆる「カケ」とか「ツケ」といわれるもので、得意先との通常の取引によって生じた営業上の未収代金のこと。
自治体の「記帳説明会」1回→青色申告会の無料説明1回→入会後のレクチャー2回。これでほぼほぼ事前の作業は完了しました。
意外とすんなりといき安堵しております。日々現金の出入りがあって消費税の軽減税率等の問題もある個人商店などはどうなのかわかりませんが、一つの仕事が終了→請求→入金というフリーランスであれば、税理士に依頼せずとも青色申告会へ足を運ぶだけで確定申告を行うことが出来ます。少なくとも私の場合は可能でした。