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【フリーランス1年目の確定申告】青色申告会への入会がオススメ

ことりです。2019年7月1日よりフリーランスとして活動中。
フリーランスにとって頭を悩ますことの一つに確定申告があります。何せそれまで会社がやってくれていたことを自分でやらなければならず、私も最初は「青色申告?」「白色申告?」どう違うの??な状態で、自治体が行なっている「記帳説明会」という初めて確定申告する人対象の無料の説明会に参加して、情報を収集しました。

「青色申告」の方がお得

税務署に所得と納税額を申告する確定申告には、大きく分けて「青色申告」と「白色申告」の2つの方法がありますが、青色申告のほうが得をすることが多くオススメです。
ざっくり言うと、白色申告は簡易帳簿でよいとされ、帳簿つけが簡単です。青色申告は複式簿記で帳簿をつけることが義務付けられていることが特徴で、その分手間がかかりますが、代わりに事業の儲けから最大65万円を無条件で差し引けるなど、税金が安くなる特典が用意されています。
2014年1月以降は白色申告をする人含め全員に「帳簿への記帳」と「記録の保存」をすることが義務化されていますので、複式簿記を身につけて青色申告をする方がオススメと周りの人にも言われて、私も頑張ってみることにしました。

前知識として

複式簿記

取引の両面を記録する方法。現金の動きと、現金が動いた原因を両方表します。例えば、業務に必要となる文房具を現金1000円で購入した場合、1000円の現金は減り、1,000円分の資産が増えたことになります。この両方のお金の動きを借方・貸方という形で左右にわけて表すのが複式簿記です。

仕訳

上記の1000円であらわせるひとつの取引を、「勘定科目(かんじょうかもく)」という大まかな内容をあらわす名前で原因と結果に切り分け、それを左側と右側に振り分けて一組の仕訳として記録します。例えば、文房具1,000円を現金で購入した場合は

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
消耗品費 1,000 現金 1,000

と仕訳します。記帳説明会を受けてここまでは理解して、会計ソフトの仕訳入力までは自力で行いました。

青色申告会

記帳説明会の際に青色申告会の案内をもらいました。
青色申告会は、小規模事業者で組織される納税者団体で、全国各地の税務署ごとに組織されています。事情や業種ごとの特徴などを踏まえてじっくりと相談ができ、会計ソフトの使い方、記帳から決算・申告のサポートをしてくれます。
自分だけでやるのも不安だし、税理士に頼む余裕は無いし・・・と思っていたところだったのですが、まずは「青色申告会」の無料相談を一度受けられるということで、アポを取り相談を受けに行きました。

アポイントを取り、無料相談

収入と経費そして仕訳を会計ソフトに入力して、領収書は管理している状態で(私はノートに貼り付けています)地元の青色申告会を訪れて、以下のような事を質問・相談しました。

  • 家賃や光熱費の考え方(自宅兼作業場なので、家事関連費は仕事に使っている割合の分を必要経費として計上できます。その相談をしました。)
  • 各種経費についてどのような項目にすればよいか?(ブログを開始するにあたってのサーバー代やテーマの購入費→広告宣伝費に)と、どこまで経費になるか?
  • 会計ソフトで行っている仕訳について(現状どの程度までやってるかを説明し、不明な点は質問)
  • 青色申告会に入会するメリットと会費に関して

説明を受けて、その日に「青色申告会」に入会

青色申告会は入会金と月々の会費が掛かりますが(地域によって金額は異なります)、私の地域は月額制で2,000円(入会金1,000円はキャンペーン期間で免除)です。税理士を雇ってアドバイスを受けることを思えば、高くはない金額です。1時間程掛けて説明を聞いてメリットだと感じたのは
  • 会費は全額必要経費(諸会費)に算入可能で控除対象になる。
  • 不明な点、わからないことは何度でも無料で質問相談出来る。
  • 各種共済制度がある
などです。特に、会費が控除対象になるのであれば実質損はありませんので、「これは青色申告会」に入った方がいいと判断して、その場で入会しました。
入会後次に訪れる際には、会計ソフトに入力した状態を見てもらって、修正や追加が必要な事をチェックしてもらうことになりました。
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