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四谷三丁目・幻のそば「音威子府そば」が絶品【音威子府TOKYO】

駅そば・路麺店・・・都内の駅構内や駅周辺にある立ち食いそばを食べてそのお店を紹介していこうという企画の第115弾になります。東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅から徒歩3分ほど、都営新宿線曙橋駅から徒歩5〜6分の場所。四谷三丁目の交差点から四谷方向に進み、2本目の通りを曙橋方向に少し行ったところにある、路麺店「音威子府(おといねっぷ)TOKYOに行ってきました。
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音威子府TOKYO

総合評価

5点満点で4.3。黒い音威子府そばと白い信州産更科そばの「合いもり蕎麦」を注文。甘めでほんのり苦味のある濃口つゆに、2種類のそばをつけて頂きます。真っ黒な音威子府そばはワイルドで風味が強く、真っ白な更科そばは口当たりよくあっさり。同じ蕎麦とは思えないほどの違いを楽しめます。付け出しのおからや、炊き込みご飯もとても丁寧に作られており、値段は立ち食いそば価格ではありませんが、非常に満足度の高いお店でした。

外観

水曜日の午後1時20分頃、四谷三丁目駅に降り立ちました。かつて北海道の音威子府(おといねっぷ)駅の駅そばで提供されていた“幻のそば”「音威子府そば」。それを東京で食べることができる店があると知り、訪れたのがこちら「音威子府TOKO」。入店するとこじんまりとした個人経営の居酒屋のような雰囲気。メニューを見てオーダーを決めます。

メニュー

音威子府そばのざる蕎麦/かけ蕎麦/たぬき蕎麦(温/冷)/音威子府セット(天ぷら・ご飯・そば)/極上音威子府セット(音威子府セット+お酒・おつまみ)/土産蕎麦付音威子府セット、更科そばのざる蕎麦/かけ蕎麦/たぬき蕎麦(温/冷)/更科セット(天ぷら・ご飯・そば)/極上更科セット(音威子府セット+お酒・おつまみ)、合いもりそば(音威子府そば・更科そば)、から選んだのは・・・

合いもり蕎麦
1080円。立ち食いそばではないのでじっくり出来るのを待ちます。まず、突き出しでおからが登場。その後サービスで炊き込みご飯が出てきました。
おから
炊き込みご飯

おから、しょうがとあさりの炊き込みご飯共に、シンプルながら素材の味・旨みをしっかり感じます。脇役ながら非常にいい仕事をする一品です。続いて満を辞して主役の「合いもりそば」が登場。いざ、実食です。

北海道産の昆布のダシが利いたつゆは、甘めで濃口でほんのり苦さもあります。麺はまず音威子府そばから。真っ黒なそばはワイルドで鮮烈な香りと風味。ねっとりとした食感で弾力が強く、非常に個性的で病みつきになる味です。続いて真っ白な更科そばは、さわやかで洗練されており上品。ツルンと滑らかなで口当たりよくのどごしも爽快。対照的な2種類のそばを一度に味わえて、接客やサービスも素晴らしく、あまり他人に教えたくないこっそり贔屓にしたいお店です。

店舗情報

場所:東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅から徒歩3分ほど。都営新宿線曙橋駅から徒歩6分ほど。
営業時間:火〜日11:30〜14:3017:00〜21:00、月曜祝日休み。
音威子府そば-北海道で一番人口の少ない北海道北部の村「音威子府村」のご当地そば。一般的なそばでは廃棄するそばの実の殻(甘皮)を、そのまま入れて挽く「挽きぐるみ」という製法で作られている。そのため甘皮の色が残り黒い色になる。
座席数:カウンター席が8席、4人掛けの座敷(掘りごたつ)が2卓。
交通系IC:使用不可。PayPayでの支払い可能
食べログ評価:2022年4月16日現在で3.48
駅そば・立ち食いそばというカテゴリーからは外れますが、東京で“幻のそば”音威子府そばを食べることのできる数少ないお店ということで行ってきました。次訪れる際はお酒がついたセットで、昼からしっぽりいきたいと思います。次回はJR品川駅の「駅そば」を紹介します。
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