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ことりです。構成作家・脚本・イベント制作を生業としております。
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中学高校時代のエピソードその②
私が通っていたのは、関西にある中高一貫教育の私立の男子校でした。男ばかり1学年200名弱、教師も含め男しかいない環境で6年間過ごしました。前回も書きましたが(→前回のブログ参照)私が通っていた学校は、一風変わった“クセがすごい”学校で、私は徐々にそれに抗ったり、ルールを破ったりするようになっていきました。
カトリック系の学校
私が通っていた学校は、キリスト教カトリック系の学校で、敷地内には「聖堂」があり希望者が参加するミサが行われていました。
教師であり神父であるという存在
教師の中には神父(しんぷ)でもある方が何人かいて、その方々は学校の敷地内に住み込みで神父としてミサを行ったりしながら、教壇に立ち担当科目の授業を行っていました。
「神父」とは、おもに正教会やローマ・カトリック教会(公教会)の聖職者を指す敬称で、正式な職名は「司祭(しさい)」です。通常、既婚者が神父になることはできませんし、独身者が神父になった場合は、結婚が許されません。また、女性の神父は存在しません。
「牧師(ぼくし)」はプロテスタント教会の教職者をあらわす職名で、牧師は結婚出来ます。また教派によっては女性牧師が認められています。
高校生になると生意気になっていって
これは、私がひねくれていたと言うのもありますが、教師全般に対する嫌悪感というか不信感みたいなものが強くなっていき「教師って言うだけで偉そうにしやがって。そのくせ自分達の非があっても絶対認めないし」「社会に出たら・・・って生徒によく言うけど、お前ら大学出てそのまま教師になってろくに社会経験してないやんけ」など、口に出さないまでも心の中で悪態をついていました。今思えばそれこそ社会に出てない生意気な若造のたわ言ですが。
規則やルールを破る
変わった規則やルールが多い学校で(→前回のブログ参照)中学に入りたての頃はその規則やルールに真面目に従ってしましたが、中高一貫で生徒も教師も基本あまり変わらない環境で年月を重ねるにつれ、段々とそのルールを破る方法や抜け道を覚えるようになり、不良を気取るわけではないですが、ルールを破ることがちょっとカッコイイみたいな気持ちも芽生えていき、以下のようなことをし始めました。
- 「中間体操」という名で、2時間目と3時間目の授業の間の休み時間、上半身裸でグラウンドを何周か走るというのがルール→部室に隠れてサボる。
- 電車では座ってはいけない、買い食い禁止→当然のように無視。
- これは普通の学校でもアウトですが、授業中に隠れて漫画を読む。
教師であり神父の授業
当時、神父(しんぷ)でもある教師の方の担当が「地理」とそして「聖書」の授業でした。授業の始まりと終わりに「瞑目(めいもく)」という、手を軽く握りしめ目を閉じてしばらく瞑想する時間があるのですが、生徒が目を閉じている間にその先生は机と机の間の縦通路を練り歩き、机から少し足をはみ出してる奴がいた場合などに(時々、特に何もしてなくても)教師用の1mくらいある長い「定規」でピシャッと叩くと言う、よくわからない特徴がありました。
地理の授業は・・・
私は理系でしたが、センター試験の社会は「地理」を選択することに決めていたので、まだ「地理」は真面目に受けていた方でしたが(それでも居眠りなどはしていたと思います)・・・
聖書の授業で・・・
キリスト教の信者でもなんでもない私は、受験科目でも無い「聖書」の授業はまるでやる気が無く、今思えば、大変バチ当たりですが「聖書」を枕に寝たりしていました。
ある日の聖書の授業で
その日は月曜日で漫画雑誌の発売日
月曜日、発売日の朝買った「週刊少年ジャンプ」は既に別の早い時間の授業で読み終えて(その時点でダメですが)、聖書の授業中に同じく朝買った「ビックコミックスピリッツ」を読んでいたところ、その神父でもある先生に見つかってしまいました。
漫画を読んでいるのを見つかった私は
私は「先生は絶対ジャンプとスピリッツの見分けがつかない」と思い、先生に読み終えた「ジャンプ」を渡して(没収され、教師用定規でケツを叩かれたとは言え)、まだ読み終えて無い「スピリッツ」は手元に隠したままで切り抜けました。
当時の「ジャンプ」はドランゴンボール、SLAM DUNK、ろくでなしBLUESに男塾、こち亀などまさに黄金期と言っても過言では無い連載でした。そして「スピリッツ」もYAWARA、東京ラブストーリーから、伝染るんですまで、こちらはこちらで豪華なラインナップでした。
他愛も無いエピソードですが
他愛も無いエピソードですが、学校の規則やルールにそして教師に抗いながら(かと言って大きな事件を起こしたり、真っ当に抗議する勇気は無い)、でもやるべきことはやってスマートに大学に合格するというのを、夢見てこんなことをしていたのだろうと思います。振り返るとまあ若気の至りでしかありませんが。